2016年09月23日 (金) | Edit |
こんにちは。リオネットセンター高岡です。
先日TSUTAYAで懐かしいDVDを借りてきました。
スタンリーキューブリック監督作
「2001年宇宙の旅」です。
SF映画が好きな人なら
知っている方も多いかと思いますが
1968年に公開された映画です。
今日は皆さんに、この映画の素晴らしさを紹介したいと
思いブログを書きました。
と、その前に・・・突然ですが、皆さんは音が
どのようにして伝わるかはご存じですよね?
音は空気の振動によって波として伝わっていきます。
これを「音波」といいますが
この「音波」が耳の鼓膜を振動させることで
音が聞こえてきます。
では、真空状態だとどうでしょうか?
勿論、音を伝える空気がないため聞こえません。
よくSF映画にでてくる宇宙空間での戦闘シーンも
爆発音などがド迫力に描かれますが

本来、宇宙は真空状態ですので映画のように迫力の
ある爆発音は聞こえてきません。
SF映画の場合、宇宙空間を「無音」で
戦っているシーンを観ていては
迫力に欠けて面白くないため
あえて効果音をつけています。
映画ならではの演出ですね。
このように宇宙を舞台としたSF映画は
宇宙空間が「無音」であるという設定を無視されますが
この「無音」という事実を忠実に再現した映画が
「2001年宇宙の旅」です。

ここで映画のワンシーンを少しご紹介したいと思います。

当時CGなどの技術がなかった時代
宇宙飛行の様子は本当に宇宙空間で
撮影されたのではないかと思わせる程リアルでした。

また、この映画の凄い所はアポロ計画よりも前に
作られた映画であるということです。
人類がまだ月に降り立っていない時代
人類が誰も見たことがない月から地球を見た光景を
キューブリック監督は見事に作り上げました。

(月から見た地球のワンシーン)
この映像は本当に月でロケが行われたのでは?
と噂までたったそうですよ

映画の中で使われる宇宙船
宇宙服などの斬新なデザインはNASAをも
感心させたとも言われています。
ちなみにですが、アポロ11号が人類で初めて
月面着陸に成功したのは、この映画が公開された
1年後1969年のことです。

この様子は世界中に中継されましたが
映像から、アポロ 11号の月面着陸シーンは
地上のスタジオで撮影されたものではないか?
と数々の疑惑が残りました。
その撮影に関わった監督こそが
スタンリー・キューブリックだったという都市伝説もあります。
当時のNASAはスタンリー・キューブリックなら
誰も疑わない映像を作ってくれるだろうと
考えたのかもしれませんね。

話が少し飛びましたが、それほどリアルな映像を
1968年の時代に制作されたということです。
思わず圧倒されてしまいます。
ただこの映画、先ほども言いましたように
宇宙空間を忠実に描いている映画で
ほとんどのシーンが「無音」・・・
正直、睡魔に襲われます。
あまりにも眠くなる映画で私も何度か挫折しました・・・
また、内容が難しすぎて1度や2度で理解できるような
映画ではありません。
後に原作者アーサークラークも
「この映画が一度見ただけで理解されたのならわれわれの意図は失敗したことになる。」
と語っているほどです。
初めて見る人にとっては、意味不明な映画だと思います。
映画からの情報だけでは理解が難しいので
予備知識として小説を先に
読んでみるのもいいかもしれません。

また、ストーリーを深く考えこまないで
1960年代でありながらこの映画は
どのようにして撮影されたのか?
と思いにふけて鑑賞してみるのも
一番いいかもしれません。
例えばですが・・・

狭い空間の中、無重力で宙に浮く主人公。

無重力でペンが宙に浮かぶ有名なシーン。
この映像は当時話題を呼んだそうです。
CGや合成技術がなかった時代
どのようにして撮影されたのだろうか?

音のない世界で宇宙空間へ消えていく乗組員
「無音」という広大な宇宙空間の中を
落ちていくシーンは恐怖を感じさせますよね。
恐ろしい・・・・

また「無音」だったシーンから
一転、船内へと映像が切り替わり音が満たされます。
キューブリック監督は宇宙飛行士の
呼吸音しか出さない演出で
緊迫したシーンを再現したしそうです。
これは見事な演出だなあと思いました。
などなど他にも色々と撮影には工夫があったようで
キューブリック監督がどのようなことを考え
どのようにして、撮ったのかを着目しながら
鑑賞してみると面白いかもしれません。
「シリアスな雰囲気」と「無音」というリアルさが
上手く合致していて
今観ても色褪せない映画になってます。
みなさんもぜひ一度
ご覧になってみてはいかがでしょうか?
Tsujita
参考文献・画像引用
http://mizu8882.blog.fc2.com/blog-entry-1241.html
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Theater/9529/cinema/2001s.html
http://www.xzukan.net/archives/42942475.html
http://oka-jp.seesaa.net/article/389546222.html
http://www.cinematoday.jp/page/N0084374
マイクロソフトエンカルタ2008
先日TSUTAYAで懐かしいDVDを借りてきました。
スタンリーキューブリック監督作
「2001年宇宙の旅」です。
SF映画が好きな人なら
知っている方も多いかと思いますが
1968年に公開された映画です。
今日は皆さんに、この映画の素晴らしさを紹介したいと
思いブログを書きました。
と、その前に・・・突然ですが、皆さんは音が
どのようにして伝わるかはご存じですよね?
音は空気の振動によって波として伝わっていきます。
これを「音波」といいますが
この「音波」が耳の鼓膜を振動させることで
音が聞こえてきます。

では、真空状態だとどうでしょうか?
勿論、音を伝える空気がないため聞こえません。
よくSF映画にでてくる宇宙空間での戦闘シーンも
爆発音などがド迫力に描かれますが

本来、宇宙は真空状態ですので映画のように迫力の
ある爆発音は聞こえてきません。
SF映画の場合、宇宙空間を「無音」で
戦っているシーンを観ていては
迫力に欠けて面白くないため
あえて効果音をつけています。
映画ならではの演出ですね。
このように宇宙を舞台としたSF映画は
宇宙空間が「無音」であるという設定を無視されますが
この「無音」という事実を忠実に再現した映画が
「2001年宇宙の旅」です。

ここで映画のワンシーンを少しご紹介したいと思います。

当時CGなどの技術がなかった時代
宇宙飛行の様子は本当に宇宙空間で
撮影されたのではないかと思わせる程リアルでした。

また、この映画の凄い所はアポロ計画よりも前に
作られた映画であるということです。
人類がまだ月に降り立っていない時代
人類が誰も見たことがない月から地球を見た光景を
キューブリック監督は見事に作り上げました。

(月から見た地球のワンシーン)
この映像は本当に月でロケが行われたのでは?
と噂までたったそうですよ

映画の中で使われる宇宙船
宇宙服などの斬新なデザインはNASAをも
感心させたとも言われています。
ちなみにですが、アポロ11号が人類で初めて
月面着陸に成功したのは、この映画が公開された
1年後1969年のことです。

この様子は世界中に中継されましたが
映像から、アポロ 11号の月面着陸シーンは
地上のスタジオで撮影されたものではないか?
と数々の疑惑が残りました。
その撮影に関わった監督こそが
スタンリー・キューブリックだったという都市伝説もあります。
当時のNASAはスタンリー・キューブリックなら
誰も疑わない映像を作ってくれるだろうと
考えたのかもしれませんね。

話が少し飛びましたが、それほどリアルな映像を
1968年の時代に制作されたということです。
思わず圧倒されてしまいます。
ただこの映画、先ほども言いましたように
宇宙空間を忠実に描いている映画で
ほとんどのシーンが「無音」・・・
正直、睡魔に襲われます。
あまりにも眠くなる映画で私も何度か挫折しました・・・
また、内容が難しすぎて1度や2度で理解できるような
映画ではありません。
後に原作者アーサークラークも
「この映画が一度見ただけで理解されたのならわれわれの意図は失敗したことになる。」
と語っているほどです。
初めて見る人にとっては、意味不明な映画だと思います。
映画からの情報だけでは理解が難しいので
予備知識として小説を先に
読んでみるのもいいかもしれません。

また、ストーリーを深く考えこまないで
1960年代でありながらこの映画は
どのようにして撮影されたのか?
と思いにふけて鑑賞してみるのも
一番いいかもしれません。
例えばですが・・・

狭い空間の中、無重力で宙に浮く主人公。

無重力でペンが宙に浮かぶ有名なシーン。
この映像は当時話題を呼んだそうです。
CGや合成技術がなかった時代
どのようにして撮影されたのだろうか?

音のない世界で宇宙空間へ消えていく乗組員
「無音」という広大な宇宙空間の中を
落ちていくシーンは恐怖を感じさせますよね。
恐ろしい・・・・

また「無音」だったシーンから
一転、船内へと映像が切り替わり音が満たされます。
キューブリック監督は宇宙飛行士の
呼吸音しか出さない演出で
緊迫したシーンを再現したしそうです。
これは見事な演出だなあと思いました。
などなど他にも色々と撮影には工夫があったようで
キューブリック監督がどのようなことを考え
どのようにして、撮ったのかを着目しながら
鑑賞してみると面白いかもしれません。
「シリアスな雰囲気」と「無音」というリアルさが
上手く合致していて
今観ても色褪せない映画になってます。
みなさんもぜひ一度
ご覧になってみてはいかがでしょうか?
Tsujita
参考文献・画像引用
http://mizu8882.blog.fc2.com/blog-entry-1241.html
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Theater/9529/cinema/2001s.html
http://www.xzukan.net/archives/42942475.html
http://oka-jp.seesaa.net/article/389546222.html
http://www.cinematoday.jp/page/N0084374
マイクロソフトエンカルタ2008
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